アウェイサポーターの入場を禁止した仏サッカー界【写真:Getty Images】
今月13日に首都パリで起きた同時多発テロの深い悲しみに包まれているフランスでは、30日から来月10日まで地球温暖化などについて話し合う国連気候変動(COP21)が開催される。その影響はサッカー界にまで及びそうだ。
すでに先週のリーグ戦ではアウェイサポーターの入場を禁じて行われたが、今後もしばらくこの取り組みが継続されることになった。各国首脳が参加予定のCOP21の安全を確保するために多数の警察官が駆り出されるため、サッカーに人員を割く余裕がないのが大きな理由である。
フランスリーグ(LFP)はすでに今週末の1部と2部でアウェイサポーターの入場禁止措置がとられると明らかにしており、厳戒態勢は続く。当面は来月中旬までを目処に同様の措置をとるようだ。その後もこの状態が継続されるかは現段階で未定になっている。
犠牲者約130人を出した凶悪なテロに揺れるフランス。この余波はサッカー界にもしばらく暗い影を落としそうだ。
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