ミランに所属する日本代表FW本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表FW本田圭佑は、ミラン退団を自ら閉ざしている可能性がある。イタリア『カルチョメルカート.com』が26日付けで伝えている。
同メディアは今季本田が受けている処遇について概説。シニシャ・ミハイロビッチ監督の構想から外れた本田は、MFアントニオ・ノチェリーノ同様に“余剰戦力”であるとの見方を示している。
しかし、当の本人である本田に自ら退団するつもりはないようだ。同メディアは記事内で「本田は“追放”されない限りクラブを離れる意思がないと語っている」としている。
ここ6試合はベンチスタートながら継続して出場を果たしているとはいえ、いずれも試合終盤の投入だ。最も長くピッチに立った11月7日のアタランタ戦でさえ、わずか18分の出場となっている。
ミハイロビッチ監督の「出て行きたいのなら出て行けばいい」発言や、本田の“主戦場”とも言えるトップ下を置かない4-4-2への将来的な基本システム移行の示唆など、本田を取り巻く状況は厳しくなるばかり。
今冬は残留する方向で双方合意したとの報道があった一方で、正式なオファーがないために“移籍できない”とも伝えられている本田。背番号10の去就についてはまだまだ一悶着ありそうだ。
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