唾吐きが非難を浴びているカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】
マテュー・ヴァルビュエナへの恐喝事件共犯の容疑で逮捕されたレアル・マドリーのFWカリム・ベンゼマが再び問題行動を起こしてしまった。25日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
リーガ・エスパニョーラ第12節バルセロナ戦“エル・クラシコ”の試合前、会場ではフランス・パリ同時多発テロの犠牲者への黙祷が行なわれた。そこでベンゼマがフランス国家ラ・マルセイエーズがスタジアムに流れた直後に唾を吐いたのだ。
この行為に対して、フランス国内では政治家による批判が集中している。ニコラス・サルコジ氏の右腕として大臣を務めた女性政治家ナディーヌ・モラノは、同選手をフランス代表から追放すべきと主張している。
「国歌が流れる中で唾を吐くという行為は、テロの犠牲者や遺族、国歌に対する侮辱である」
エル・クラシコで0-4と大敗を喫したマドリーだが、ピッチ外での問題も片付きそうにない。
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