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アジア 9年前

【英国人の視点】アジアを制した広州恒大、次なる狙いはクラブW杯。日本で始まる世界への挑戦

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

ブラジル人だけでない、中国人選手の貢献

「CWCで成功を収めるにあたって、長い道のりが待ち受けていることは分かっている。しかし、恒大は3年で2度ACLを制覇し、今なお改善し続けていることを皆は理解する必要がある」スコラーリは言う。

「もちろん、我々とヨーロッパの名だたるクラブとの間には明らかなクオリティーの差がある。だが、現在も日に日にレベルを向上させ続けていることから、我々がCWCで何らかの成功を収めるという夢を見ることはできるだろう」

「私とコーチングスタッフの責務は、我々が強力なチームと共に培ってきた経験をここ広州でこのクラブと共有することにある。CWCでこれから我々はクラブ・アメリカと対戦し、その後はどこと当たるかわからないが、おそらくバルセロナとも対戦するだろう。中国サッカーにとって素晴らしく、新しい経験だ。

 ひとつ言っておこう。中国人は学が早い。彼らは賢く、そのことを否定する人々は間違っている。中国人選手たちが学んでいるので、おそらく2~3年のうちには我々がより大きなことを成し遂げる夢が見られるだろう」

 確かに、エウケソン―アル・アハリ戦で挙げた決勝点は非常に意味のあるものだった――、リカルド・グラール、そしてパウリーニョといった面々がヘッドラインの多くを占める一方で、フォン・シャオチンやチェン・チー、そしてファン・ボーウェンといった中国人選手のパフォーマンスがチームの成功にとって重要なものとなっている。

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