アレシャンドレ・パト【写真:Getty Images】
かつてミランでプレーしたアレシャンドレ・パトのヨーロッパ帰還が迫っている。英紙『リバプール・エコー』が報じた。
現在サンパウロでプレーしているパトだが、レンタル元のコリンチャンスに引き止めの意思はなく、1月に売却したいと考えているようだ。そして新天地はイングランドが濃厚になっている。
ミランでは負傷が多く満足な活躍を見せられなかったが、母国ブラジルに復帰してからもヨーロッパでのプレーを望んでいたパト。新天地はトッテナムとリバプールの二択まで絞られている。
移籍金は800万ポンド(約14億8000万円)ほどとされ、両クラブにとって払えない額ではない。純粋なストライカーが少ないトッテナムとリバプールにとっては大きな戦力アップとなるだろう。
特にリバプールはクリスティアン・ベンテケとダニエル・スターリッジに負傷が多く、戦術の基準になるはずの1トップが定まらずに苦戦している。一方のトッテナムはハリー・ケインの控えが心もとないという課題を抱えている。
若くしてヨーロッパへ渡ったパトはまだ26歳。トップレベルへ返り咲き、今度こそ持てるポテンシャルのすべてを発揮できるだろうか。
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