チェルシー時代のブレンダン・ロジャース氏【写真:Getty Images】
成績不振によりリバプールでの職を失ったブレンダン・ロジャース氏は、次なる職場を求めて“就活”に挑んでいる。
先日中東のクラブから年俸1000万ポンド(18億円)ものビッグオファーがあると報じられたが、別のところからも新たなオファーがあったようだ。英紙『リバプール・エコー』が伝えている。
同紙によれば、新天地は古巣チェルシーの可能性があるという。極度の不振でジョゼ・モウリーニョ監督の立場が危うくなっている昨季王者は、指揮官交代を検討しており、その後釜候補にロジャース氏が挙がっているという。
チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が監督交代を決断すれば、正式オファーに発展する可能性は十分にあるようだ。しかし、新監督候補は他にも多数おり、ロジャース氏はその中の1人に過ぎない。
短期間で結果を出すことを求められるチェルシーで、時間をかけて選手を育てていくタイプのロジャース氏が成功するかは未知数な部分が大きい。高額の給与が保証される中東を選ぶか、クラブの格にこだわって新たな職を探すか、青年指導者の悩みは尽きそうにない。
【了】