特別仕様のユニフォームを着て試合に挑むPSG【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)は、現地時間25日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)マルメFF戦と28日のトロワAC戦の2試合だけ特別に、胸スポンサーのロゴを外して「Je Suis Paris(私はパリ)」と書かれたユニフォームを着用するようだ。23日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
13日にフランス・パリでテロ事件が発生し多数の死傷者が発生した。PSGに所属するハビエル・パストーレの友人2人も事件に巻き込まれ亡くなっている。マルセイユ所属のラッサナ・ディアラも知人を亡くすなど、サッカー選手にとっても痛ましい事件となってしまった。
今年1月には武装した2人組の男がパリ東部にある風刺週刊誌『シャルリー・エブド』の編集部を襲撃し編集長や警官を含む12人を射殺、11人が負傷するという残忍な事件が起きていた。
これを受けて週末のサッカー試合では、フランス以外でもスタンドにこのメッセージを掲げるサポーターが数多く見られ、ラツィオやローマの選手たちのユニフォームの胸には「Je suis Charlie」の文字が刻まれていた。今回はPSGの選手たちが哀悼の意を込めた「Je Suis Paris」メッセージ入りのユニフォームを着ることになる。
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