ベルギーでのテロに警戒するルカク【写真:Getty Images】
エバートンに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクがテロを警戒し、ブリュッセルにあるアパートから家族みんなで移動しようと考えているようだ。23日に英紙『デイリー・メール』が報じている。
13日にフランス・パリでテロ事件が発生し多数の死傷者が発生した。テロの主犯格たちがベルギーを拠点にしていたとして、ベルギーの首都ブリュッセルではテロに対する警戒が強まっている。
ドイツでもハノーファーで開催予定だったドイツ代表対オランダ代表の試合が爆破予告により中止されるなど、欧州各地で危険性は去っていない。ベルギー代表として活躍するルカクもテロの恐怖を感じているようだ。
「僕はブリュッセルのモーレンベークに住んでいて、アパートで6年間過ごしてきた。素敵な地域だし、そこは穏やかだったよ。でも、事情が変わり住むことが難しくなった。トラブルが起きたのを見たことないけど、僕たちはできるだけ早く移動しようと思ってる。代表チームの30人から40人はブリュッセルのモーレンベークや他の地域から来る。現時点まで安全性は最高レベルのセキュリティだっただけにショックだよ」
ルカクは今季公式戦16試合に出場し11得点を決める活躍を見せている。今後も安心してプレーを続けるためにも、家族をベルギーに置いておくわけにはいかないと考えているのだろう。
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