本田は6分間のプレー。指揮官の結果以外への不満とは
さて肝心の試合だが、正直なところ双方にミスの多い凡戦。それでもユベントスは、パウロ・ディバラのビューティフルゴールでワンチャンスをものにし、文字通り面目を保った。しかしミランはチャンスを作ってシュートへ持っていくことさえろくにできず、試合を終えた。
ミハイロビッチ監督は率直に内容へ不満を示した。「ひどい試合だった。ユーベはピッチの占有に成功していたが、チャンスは作れなかった。ただ、我々はそんな相手を受け止めてカウンターを仕掛けようとしてもことごとくパスをミスした。そしてFW陣にも鋭さはなかった。失点してからは4トップで攻撃的に行ったにもかかわらずだ」
もっとも攻撃陣がそんな状態でも、本田圭佑の出場はまたも6分間にとどまった。不満を感じているなら早く手を入れても良さそうなものだが、実質4トップ状態では代えにくい。
ニアンとアレッシオ・チェルチのサイドアタックは戦術上重要だし、2トップないしは4-2-3-1のトップ下で使おうにも、ここまで本田はそれに値する実績を残してきていない。
水曜日にはミランはインテル、セリエBバーリと変則3セットマッチを行う。本田が控えに定着した現在の立ち位置を崩し、長く使ってもらえるようにするためには、この試合でのゴールが最低条件となるだろう。
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