マーカス・ラッシュフォード【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、21日のワトフォード戦に“新戦力”を帯同させると明かした。英『インディペンデント』が報じている。
フランス代表の試合で負傷したアントニー・マルシアルや体調不良でコンディションが整わなかったウェイン・ルーニーを始め、主力6人の欠場が決まっているユナイテッド。とりわけ攻撃陣には不安を抱える。
ワトフォード戦でオフェンスの中心を担うのはメンフィス・デパイになりそうだが、バックアップにはユナイテッドのU-19チームで主将を務める有望株を据えるという。
現在18歳のマーカス・ラッシュフォードは、今季のUEFAユースリーグで3試合3得点と高い能力を発揮している期待のストライカーで、リーダーシップにも定評がある。ファン・ハール監督はこれまでマルアン・フェライニをFWで起用することもあったが、同選手も負傷で欠場が濃厚だ。
ラッシュフォードはベンチスタートと見られるが、展開しだいでトップチームデビューを飾る可能性は十分にある。そのチャンスを生かせばファン・ハール監督が下部組織から引き上げたパトリック・マクネアーやタイラー・ブラケットのように継続的な出場機会を得られるかもしれない。
近年FWの獲得で失敗続きのユナイテッド。ラダメル・ファルカオやロビン・ファン・ペルシ、ハビエル・エルナンデスはすでにチームを去った。それだけに生え抜きのラッシュフォードや居場所の確保に苦しむジェームズ・ウィルソンにかかる期待は大きい。
ファン・ハール監督は18日にU-18プレミアリーグのニューカッスル戦を視察してラッシュフォードの招集を決めた。指揮官の想いに応えて結果を残せれば、かつてのフェデリコ・マケダのような“ラッキーボーイ”的存在として一気に存在感を高められるだろう。
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