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36歳ノヴァコヴィッチに代表引退の意思なし「あまりに多くを失っては…」

text by 編集部 photo by Getty Images

36歳ノヴァコヴィッチに代表引退の意思なし「あまりに多くを失っては…」
ミリヴォイエ・ノヴァコヴィッチ【写真:Getty Images】

 ウクライナに敗れてEURO本大会出場を逃したスロベニア代表からは、多くの選手が身を引くことを明らかにしている。

 ネイツ・ペチュニク、サミール・ハンダノビッチ、ズラタン・リュビヤンキッチ、ミショ・ブレチュコ…チームを長きにわたって支えてきたベテランたちの時代が終わりを迎えようとしている。

 そんな中、36歳になったミリヴォイエ・ノヴァコヴィッチは代表引退の意思を微塵も見せない。名古屋グランパスで活躍する老獪なストライカーは、さらなる挑戦に意欲的だ。スロベニアメディア『ジュルナル24』が伝えた。

「我々はあまりにも多くの選手に見切りをつけるか、失ってはならないんだ。僕が『これで最後』ということはない。状態はいいよ。自分の役割はサッカーをプレーし続けること。将来のプランについては今後を見てみるつもりでいる。代表に選ばれるのは常に名誉だ」

 来年のEUROが終われば、次は2018年のロシアW杯を目指す戦いが始まる。それに向けて多くの経験豊富な選手を失ってしまえば、チーム力の低下を招いてしまうため、急激な世代交代は危険だと警告している。

 そして自らは招集されれば喜んで代表チームの活動に参加する意思を示した。ノヴァコヴィッチはロシアW杯の時、39歳になっているはずだが、まだプレーへの意欲は尽きないようだ。

 今季限りで名古屋からの退団が濃厚になっているベテランストライカーは、次なる挑戦の地にどこを選ぶのか。そして今後も母国スロベニアに貢献できるのか。EUROへの扉は閉ざされたが、W杯を目指す長い戦いは始まったばかりだ。

【了】

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