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公式戦7連勝中のドルトムント、苦手HSVを相手に惨敗。香川は途中で退く

text by 編集部 photo by Getty Images

公式戦7連勝中のドルトムント、苦手HSVを相手に惨敗。香川は途中で退く
2得点目を決め、他のゴールにも絡む活躍を見せたルイス・ホルトビー【写真:Getty Images】

【ハンブルガーSV 3-1 ドルトムント ブンデスリーガ第13節】

 ブンデスリーガ第13節が現地時間20日に行なわれ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはハンブルガーSVのホームに乗り込んで対戦し、1-3で惨敗した。

 ドルトムントはガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンや香川をスタメン起用。対するHSVは酒井高徳を前節に続いて先発起用し、セレッソ大阪でプレーしたこともあるゴイコ・カチャルもスタメンに名を連ねた。

 前半から押し込まれる展開が続く。16分にはHSVがパス回しからゴール前まで侵入し、イボ・イリチェビッチが決定的なシーンを迎えるがシュートはゴール右に外れた。

 しかし、19分にルイス・ホルトビーが絶妙なスルーパスを前線に送り、DF裏に抜け出したイリチェビッチがGKと1vs1の場面を作る。GKロマン・ビュルキがファールを犯してしまいPKの判定に。このチャンスをピエール=ミシェル・ラゾッガがしっかりと決めて、HSVが先制した。

 追いかける展開となったドルトムントは23分、マルコ・ロイスが相手をかわしてシュートを放つもGKレネ・アドラーにセーブされる。36分にはショートコーナーからゴール前に放り込み、こぼれたボールにマティアス・ギンターが反応するが相手にブロックされゴールが決まらない。

 すると41分、ギンターのバックパスをニコライ・ミュラーにカットされ、最後はホルトビーにシュートを許し追加点を決められてしまった。ほとんどチャンスを作れないまま、前半を折り返すこととなる。
 
 ハーフタイム中にトーマス・トゥヘル監督は策を講じた。香川を下げてゴンサロ・カストロ、ギンターを下げてウカシュ・ピシュチェクを投入する。後半開始直後からドルトムントは猛攻を仕掛け、47分から51分の間に4度のチャンスを作るが得点には結びつかない。反対に55分、HSVのコーナーキックからオウンゴールをしてしまい3点目を献上してしまう。

 攻めるしかないドルトムントは63分、右からのクロスにオーバメヤンが絶妙なタイミングで飛び出しシュートを放つが、GKレネにファインセーブで止められ得点を奪うことができない。後半終了間際にオーバメヤンがようやく1点を返すが、結局そのまま1-3で敗戦した。

 10月16日のマインツ戦で勝利してから続いた連勝記録は公式戦7連勝でストップ。最近3シーズンで1勝しかできていないHSV戦の苦手意識を払拭できず、10月4日のバイエルン・ミュンヘン戦以来の黒星となった。次節、ドルトムントは29日にシュトゥットガルトと対戦する。

【得点者】
19分 1-0 ラゾッガ(HSV)
41分 2-0 ホルトビー(HSV)
55分 3-0 オウンゴール(HSV)
86分 3-1 オーバメヤン(ドルトムント)

【了】

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