病気の治療を受けているヨハン・クライフ氏【写真:Getty Images】
バルセロナのレジェンドで元オランダ代表FWヨハン・クライフ氏が肺癌を患っていることを明かしてから約1ヶ月が経過した。治療はすでに始まっており、同氏はその闘病生活について語った。19日に英メディア『BBC』が報じている。
選手時代にはバルセロナの他、アヤックスやフェイエノールトなどで活躍。バロンドールを3度受賞した経験があり、1974年W杯では「トータルフットボール」と呼ばれたオランダ代表の中心選手として準優勝に貢献している。
現役引退後は監督業につき、バルセロナを率いた時にはリーグ4連覇を成し遂げていた。数多くの功績を残すクライフ氏だが、現在は病気と闘っている。治療についてクライフ氏は「私の治療はすでに始まっている。すべてが上手くいくと確信しているよ。癌を倒す抗がん剤は、私の友人みたいなものと考えている」と語り、病気の完治に向けて自信を示した。
バルセロナ時代のクライフ氏の教え子で、現在はサウサンプトンを率いるロナルド・クーマン監督は「彼は確実にこの病との戦いに打ち勝つだろう」とエールを送り、クライフ氏を励ましていた。多くの人々がクライフ氏の肺がん克服を願っている。
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