5.中野嘉大(川崎フロンターレ)
中野嘉大【写真:Getty Images】
レナトの中国への電撃移籍は、川崎フロンターレに少なくない影響を及ぼした。ブラジル人アタッカーの変幻自在のドリブルはチームの大きな武器で、彼の突破力が川崎のパスワークをさらに際立たせていた。
だが、その特別な選手はもういない。レナトの穴を埋めることは容易ではなかったが、ここへきて新たな力が台頭している。
それが中野嘉大だ。筑波大卒のルーキーは2ndステージ第8節の湘南戦で途中出場すると、スタンドを沸かせる個人技を披露。少しずつ出場機会を増やすと13節のG大阪戦では初ゴールを記録。川崎の攻撃を彩る新戦力は、U-22日本代表候補に名を連ねるまでになった。
チームは今季も無冠に終わることが決定したが、中野のプレーぶりは今後の川崎にとって明るい材料となっている。
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