警備を強化して予定通り試合を行うハンブルガーSV【写真:Getty Images】
ハンブルガーSV(HSV)は18日、現地時間20日に行われるドルトムントとの試合を予定通り開催することを発表した。
代表ウィーク明けの最初の試合となり、ブンデスリーガの中で唯一金曜日に行われる試合となる。チケットは完売となる見込みで、5万7000人以上の観客でスタジアムが埋め尽くされる予定だ。HSVは州当局や地元警察のもと、テロ対策のために警備を強化することも同時に公表している。
17日にハノーファーで行われる予定だったドイツ代表対オランダ代表の試合は、事前に爆破計画が見つかったとして中止されている。この試合にはドイツのアンゲラ・メルケル首相も観戦予定だった。
ハノーファーとHSVの本拠地であるハンブルクはおよそ132kmの距離にあるが、多くのサポーターが詰めかけることもあり、万全を期す構えだ。
テロ事件は13日にフランス・パリで起き、129名の尊い命が奪われている。この日はフランス代表対ドイツ代表の試合がスタッド・ド・フランスで行われており、スタジアム周辺でも爆発が起きていた。事件が起きたのはフランスだが、その危険性はドイツにまで及んでいる。
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