アントニオ・カンドレーバ【写真:Getty Images】
セリエAで上位争いを演じ、今季こそ優勝を目指すインテルは冬の移籍市場で実力者獲得に投資していくようだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。
得点源として期待されたマウロ・イカルディやステバン・ヨベティッチが本来の力を発揮できていない今、インテルが求めているのは優秀なチャンスメーカーだ。そこで獲得候補に挙がったのはラツィオのアントニオ・カンドレーバと見られている。
ユベントス時代は不遇だったが、ラツィオ移籍後に覚醒し、今ではイタリア代表に欠かせない存在へと成長した。インテル以外にもローマやミランが興味を示していると伝えられている。
カンドレーバはクラブとの契約を2019年まで残しているが、契約解除に必要な違約金の額を具体的に設定していない。そのため移籍金2000万ユーロ(約26億円)ほどを提示すれば引き抜ける可能性が高い。
しかし、選手を獲得してばかりではファイナンシャル・フェアプレーに違反してしまう。そのためインテルはアンドレア・ラノッキアを放出してカンドレーバの移籍金をねん出するつもりでいる。
チームのキャプテンを務めているが、ベンチが定位置になっているラノッキア。来年のEUROに出場するためにはコンスタントなプレー機会が不可欠で、冬に新天地への移籍が取りざたされている。
インテルはカンドレーバの他にもバレンシアのソフィアン・フェグーリやナポリのドリース・メルテンスにも関心を示している。いずれにしてもウィングの位置でプレーできる優秀なチャンスメーカーを欲しているのは間違いなさそうだ。
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