「人工芝は個人的にはそんなに難しくないと思う」
――試合は立ち上がりから20分が経過しましたが、印象はいかがですか?
「アタック対ディフェンスという感じ。カンボジアは9人のDFがいるね。彼らの目的は“6-0で負けたくない”だと思うよ」
――しかし、22分にはカウンターからラボラビーが決定的なチャンスを作りました。すごいスピードでしたね。
「本当にすごいね! あのFW1人しか必要じゃないから9人のDFかな?(笑)」
――吉田はスピードでついていけていないのでは?
「それもあるけど、1対1では厳しいね。槙野がまだ前にいたからサポートがなかった。シュートが外れて2人ともホッとしたと思うよ」
――ところで、このスタジアムは人工芝ですが、それほど難しいものなのでしょうか?
「個人的にはそんなに難しくないと思う。僕が日本に来る前、毎週の練習は人工芝だったけどね。ただ、日本代表クラスの選手は天然芝に慣れているから、慣れるのに時間が必要ではあるね」
――確か、ブラジルW杯予選で北朝鮮とアウェイで対戦した時も人工芝で、その試合は敗れましたね。と言っても、敗因は芝の問題ではないと思いますが…。
「間違いないね。その時は精神的な問題が大きかったね」
――それにしても、カンボジアはカウンターから何度かチャンスも作っていますし、決して悪いチームではないですね。
「まあ、満員のホームスタジアムなら全てのチームが戦えると思う。でも、疲れたら絶対に日本にチャンスが来るはず。辛抱が重要だね」
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