清武弘嗣【写真:Getty Images】
ブンデスリーガのハノーファーは17日、日本代表MF清武弘嗣が右足中足骨にひびが見つかり離脱すると発表した。同箇所の負傷は今年に入って2度目だ。
先週12日のシンガポール戦に先発出場し、カンボジア戦に向けてトレーニングを続けていた清武だが、試合前日の練習で吉田麻也と競り合った際の着地に失敗。そこで右足を痛めたという。
カンボジア戦後にメディアの取材に応じた清武は負傷箇所の状態は骨折で3ヶ月ほど離脱する可能性を示唆した。今後はドイツへ戻らず、一度日本へ帰国してハノーファーのクラブドクターとコミュニケーションを取ながら治療とリハビリに取り組む予定。また、手術は必要ないと明らかにされている。
ハノーファーのミヒャエル・フロンツェック監督は「負傷は明らかに深刻だね。これはキヨにとってもチームにとってもだ。我々は最近の彼が見せていた閃きや献身を取り戻す必要がある。彼が完璧に回復することを願っている」とコメントし、チームの絶対的支柱だった清武の状態を案じた。
今年6月の日本代表合宿で右足中足骨を骨折して手術を受け、約3ヶ月の戦線離脱を強いられた清武。それ以降も9月末には右太もも、今月初旬に右足甲の打撲を負うなど今季は怪我に祟られている。
これだけ負傷に苦しめられながら、試合に出ればピッチ上で確実に違いを生み出しハノーファーの攻撃陣に欠かせない存在となっていただけに、15位と低迷するチームにとって清武の長期離脱は大きな痛手だ。
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