「長谷部がいないのは気になる」
【日本 0-0 カンボジア(前半終了) 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
日本代表は17日、2018年ロシアW杯アジア2次予選においてアウェイでカンボジアと対戦。
年内最終戦となるこの試合、前節シンガポール戦では先発を外れたMF香川真司やFW岡崎慎司がスタメンに復帰。一方でFW本田圭佑やMF長谷部誠はベンチスタートとなった。
この編成について、イングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「長谷部がいないのは気になる。東アジア杯を除けば2013年6月22日から公式戦に出場している」とした。
逆に注目選手にはMF遠藤航を挙げ、「長谷部に代わっての先発。ハリルホジッチ監督から高く評価されている証」と説明した。
最新のFIFAランキングで50位の日本に対し、カンボジアはグループEで最も低い183位。すでに2次予選敗退が確定しているだけに、立ち上がりから日本が攻勢をかける。
その中で最初の決定機を迎えたのはカンボジア。23分にカウンターからスピードに乗ったクオン・ラボラビーが吉田麻也を振り切ってシュートを放った。
この展開にキャロル氏は「全体的にはアタック対ディフェンス。でもラボラビーのスピードは凄い! 1人のFWと9人のDFという感じだね」と語った。
さらに30分にはペナルティエリア横でDF槙野智章が相手を倒してイエローカード。FKではクロスを吉田がクリアして事なきを得たものの、大きなピンチを招いた。
格上の日本に対して、ボールを持たれながらもカウンターを中心に善戦するカンボジア。結局、前半は両者ともに得点を奪えず0-0でハーフタイムへ。
それでもキャロル氏は「満員のホームスタジアムでは全てのチームが戦える。でも、疲れが出たら必ず日本にチャンスが来る」と後半の戦いに期待を寄せた。
【了】