後半は一方的に攻めたが・・・
【日本 2-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
日本代表は17日、2018年ロシアW杯アジア2次予選でカンボジア代表とアウェイで対戦。2-0で勝利した。
年内最終戦を勝利で飾りたいハリルジャパン。GKには今回も西川周作を起用。最終ラインは藤春廣輝、槙野智章、吉田麻也、長友佑都の4人。ダブルボランチは山口蛍と遠藤航が組み、トップ下には香川真司が入った。そして前線は左に宇佐美貴史、右に原口元気、1トップは岡崎慎司となっている。キャプテンは岡崎が務める。
人工芝の影響もあってか立ち上がりはパスが思うように繋がらない場面もあった。それでもボールを保持するのは日本で、主に右サイドから攻め込んでいく。
しかし9分、吉田が相手と入れ替わられて突破を許してしまう。槙野がカバーに入って事なきを得たが、少しヒヤリとする場面だった。さらに22分、槙野が持ち上がって出したパスがカットされるとラボラビーにドリブルで持ち込まれる。吉田が懸命に並走するもシュートを打たれた。
日本相手にカウンターを発動できたことで、カンボジアの選手は攻撃に出た際に臆することなく仕掛ける。30分には、相手の突破をファウルで止めた槙野に早くもイエローカードが提示された。
日本のビッグチャンスはアディショナルタイム。香川が左足でライナー性のボールを送ると、走り込んだ藤春が合わせるもポストに阻まれゴールならず。
無得点で前半を終えた日本は、後半開始から遠藤航に代えて柏木陽介を投入する。すると46分、柏木のフィードに岡崎が頭で落とすと、走り込んだ香川が相手と接触。カンボジアのファウルとなり日本にPKが与えられる。先制のチャンスだったが、岡崎のシュートはGKに読まれゴールならず。
それでも51分、FKを柏木が蹴るとこれが相手のオウンゴールを誘い、日本がようやく先制点を奪った。このゴールはハリルジャパンでは初めてとなるFKからの得点だ。さらに59分、原口のクロスに長友が飛び込むもこれは決めきれない。
日本は62分、宇佐美に代えて本田圭佑を投入した。後半は人工芝にも対応し、攻撃もスムーズに展開できるようになった。
その後もゴールに迫るも追加点は奪えない。85分にはフィードに本田が合わせるもGKにブロックされる。86分、岡崎に代えて南野拓実をピッチに送り出した。直後には左足で強烈なシュートを放つも、これも決まらない。
それでも90分、左からのクロスに本田が頭で決めてネットを揺らす。これで本田はW杯予選で最多となる5試合連続ゴールを決めた。このまま試合は終了。日本はカンボジアを2-0で下し、グループ首位をキープした。
【得点者】
51分 1-0 オウンゴール(日本)
90分 2-0 本田圭佑(日本)
【了】