トロントFCに所属するイタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ【写真:Getty Images】
バルセロナはアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFCに所属するイタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコの名前を補強リストに挙げているようだ。16日付け『マルカ』が報じている。
未成年移籍問題でFIFAから課せられていた選手登録禁止の罰則が冬の移籍マーケットで解けるバルセロナは、イタリア代表FWの獲得を真剣に考えていると同紙は伝えている。
ジョビンコの代理人であるアンドレア・ダミコ氏もバルセロナからコンタクトがあったことを認めており、さらにジョビンコ本人もヨーロッパへ戻ることを望んでいるとみられる。
バルセロナ技術部にはイタリア人であるアリエド・ブライダ氏もおり、正式オファーとなれば話は急展開するかも知れない。
ユベントスの下部組織出身のジョビンコはトップチームでなかなか出場機会を得られず、エンポリやパルマなどへの期限付き移籍を経て2012/13シーズンからユベントスに復帰する。
それでも十分な出番を確保することが出来ず、今年2月にカナダへと渡った。すると、公式戦33試合で23得点14アシストを記録し、今季のゴールデンブーツ賞(得点王)を獲得するなどその才能を開花させ、イタリア代表にも復帰を果たした。
バルセロナは夏の移籍マーケットでチェルシーに移籍したFWペドロ・ロドリゲスの穴を埋めようとしており、かつてバルセロナBでプレーしたセルタFWノリートが“本命”とも見られている。
しかし、MLSで確かな実績を残した164cmのアタッカーも獲得に乗り出すことになるかもしれない。
【了】