山口蛍【写真:Getty Images】
日本代表は14日、カンボジア戦に向けて練習を行った。
シンガポール戦で出番のなかった二人のボランチ、山口蛍と遠藤航はカンボジア戦の出場を虎視眈々と狙っている。柏木陽介が活躍を見せたことで、二人にも期するものがあるだろう。
山口はシンガポール戦の柏木のプレーについて「陽介君の特徴がまさしくあそこにあると思う」と話す。だが「自分の特徴はあれじゃない」と自身の持ち味は別にあると分析する。
それでも「自分もああいうふうな役割はやっていかなくちゃいけない。これからもう1個上に上がっていくためにはまさに今、何をやるのかっていうのが試されている」
またリオ五輪世代の遠藤も柏木のプレーに刺激を受けたようだ。
「陽介くんの特長も縦に付けることだったり、攻撃に絡んだ部分だとは思います。でも守備でも切り替えの部分はしっかりやっていた」
ライバルが高いパフォーマンスを披露したのを見て「攻守にわたって活躍できないとポジションを勝ち取るのは難しい。自分もディフェンスの一対一だったり、そういうところの良さは自信を持って出しつつも、攻撃に絡むようなプレーを自分の中でできるようになれば、また成長していける」
ハリルジャパンに台頭してきた新たな才能の存在が、山口と遠藤の刺激となっているようだ。出場機会があれば、自身のできること、そして指揮官からの要求に応えるプレーを見せたいところだ。
【了】