苦戦が続くアルゼンチン代表【写真:Getty Images】
ロシアW杯南米予選が現地時間12日に行われ、各地で試合が行われた。アルゼンチン対ブラジルの一戦は大雨のため延期となり、現地時間13日に行われることになったが、先に試合を終えた他国の結果によってアルゼンチンが窮地に立たされている。
エクアドルはウルグアイに2-1で勝利し、グループ首位につけた。また、コパ・アメリカ2015で優勝したチリもコロンビア相手に引き分け2位につけている。さらに、ボリビアもベネズエラに4-2で勝利したことにより、勝ち点3を積み上げアルゼンチンよりも上の順位に浮上した。
1試合消化の少ないアルゼンチンは暫定で勝ち点1の全10チーム中8位。現地時間13日には同じく1試合消化の少ないペルー(暫定で勝ち点0の9位)がパラグアイと対戦することとなっており、もしペルーが勝利してアルゼンチンが敗れることがあれば、さらに順位を下げることになる。
アルゼンチンはリオネル・メッシやセルヒオ・アグエロ、カルロス・テベスなどの得点力のある選手が負傷により離脱している。第1戦でエクアドルに敗戦し、第2戦はパラグアイと引き分けたため勝ち点1しかない状況となっている。
南米予選は上位4ヶ国が本大会出場権を獲得し、5位はオセアニア首位と大陸間プレーオフを戦う。アルゼンチンは11大会連続でW杯に出場しており、最後に出場権を逃したのは1974年の西ドイツ大会だ。
最大のライバルであるブラジル戦は、国と国のプライドを懸けた一戦であると同時に、アルゼンチンの未来を左右する試合になるかもしれない。
【南米予選 第3節 結果と予定】
チリ 1-1 コロンビア
エクアドル 2-1 ウルグアイ
ボリビア 4-2 ベネズエラ
アルゼンチン – ブラジル(現地時間13日開催)
ペルー – パラグアイ(現地時間13日開催)
【順位表】
1位 エクアドル(9)
2位 チリ(7)
3位 ウルグアイ(6)
4位 パラグアイ(4)※
5位 コロンビア(4)
6位 ブラジル(3)※
7位 ボリビア(3)
8位 アルゼンチン(1)※
9位 ペルー(0)※
10位 ベネズエラ(0)
※1試合未消化、()内は勝ち点
【了】