ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督の立場が危うくなっている。12日の伊紙『ラ・レプブリカ』によれば、代表ウィーク明けのユベントス戦がターニングポイントになるようだ。

　先月17日にトリノと引き分けて以降、サッスオーロ、キエーボ、ラツィオ相手に3連勝。しかし直近のアタランタ戦ではゴールを奪えずドローに終わっていた。このパフォーマンスにフロントは満足しておらず、ミハイロビッチ監督の解任を検討しているという。

　代表ウィーク明けの21日には昨季王者のユベントスと対戦するミラン。この一戦の結果が芳しくなければ、監督交代に踏み切る可能性も十分にある。後任はボローニャやパレルモ、ウディネーゼなど豊富な指導経験を誇るフランチェスコ・グイドリン氏と見られている。

　若手の育成に定評があり、知将として有名なグイドリン氏の教え子には錚々たる面々が名を連ねる。現アーセナルのアレクシス・サンチェスや現ユベントスのファン・クアドラード、そしてバイエルン・ミュンヘンのメディ・ベナティアも同氏の指導を受けた。

　徐々に順位を上げて復調傾向にあるミランだが、フロントの短期的なプランの犠牲になってしまうのだろうか。21日のユベントス戦にはかなりの注目が集まりそうだ。

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