攻撃でも期待がかかる長友
その苦境を確実に打開し、ゴールに直結するプレーを見せてこそ、インテルで足掛け5年間トップを走り続けてきた選手と言える。ハリルホジッチ監督も5日のメンバー発表会見で「シンガポールとカタールの試合を見たが、1点目を決めた時は、左サイドバックがセンタリングして、右サイドバックが決めた」という例を出し、サイドバックの得点に期待を寄せていた。
長友の代表ゴールは2009年10月の2011年アジアカップ(カタール)予選・香港戦(日本平)以来、6年以上も前に遡るが、彼ほどパンチ力のある選手なら、もっとゴールを奪えていいはずだ。
「その映像は僕らもミーティングで見たので、その関係ができれば最高にいい」と本人も色気を垣間見せていた。もちろん本業はディフェンスだが、彼はもっと攻めの部分で野心を持っていい。
泥臭くアグレッシブに左サイドから日本代表を力強く鼓舞する…。そんな一挙手一投足を今回の長友なら示せるはずだ。
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