岡崎慎司【写真:Getty Images】
日本代表は11日、W杯アジア二次予選のシンガポール戦に向け前日練習を行った。
プレミアリーグのレスター・シティに移籍し、限られた出場機会の中で奮闘している岡崎慎司。驚異的な得点能力を見せるチームメイトのヴァーディに対し、数字の面ではどうしても見劣りしてしまう。
だが、味方のために汗をかくことのできる献身性は、チーム内でも決して軽視されているわけではないだろう。ドイツでは得点源として活躍してきたが、今は途中出場が続いている。「あまり何も考えずに出たら自分の今持てるものを全部出す」気持ちで戦っているという。
それでも岡崎が日本代表にとって大事なストライカーであるのは言うまでもない。「もちろん点を取るのが自分の仕事だと思っているし、自分のいるべき場所だと思っている」とセンターフォワードとしてのプライドも覗かせる。
ブンデスリーガでハットトリックを達成した武藤嘉紀、鹿島で獅子奮迅の働きを見せる金崎夢生とライバルは強力だ。岡崎には自身の存在価値を示すプレーが求められる。
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