「弱肉強食。サッカーって普通にそう」
ジェイミー・ヴァーディーがプレミアリーグ史上2人目となる9戦連続ゴールを決めたこの試合。そのヴァーディーがペナルティーエリアで敵のGKに倒されて与えられたPKは、自身の記録のかかった大事な場面でもあった。しかしボールを拾い上げたのはリヤド・マレズ。同じピッチ上でそのシーンを目撃した岡崎慎司は次のように振り返った。
「『お前蹴るなよ!』って思ってました(笑)。(普段のキッカーは)リヤドなんですけど、今日はどう考えても……。自分が(PKを)取ったのなら分かるんですけど、ヴァーディーだったので。すごいっすよね。
自然の流れでヴァーディーとかリヤドが(点を)取ることによって、そいつらが中心のサッカーになっていて。でもそれって弱肉強食だから、サッカーって普通にそうなんだなって思いました」
最終的には、マレズからボールを渡されたヴァーディーが豪快に蹴りこんで連続ゴールを維持することに成功したが、この試合でもマレズやヴァーディーが積極的に自身を押し出す一方で、岡崎はアタッカーとの存在感をアピールできなかった。
唯一の好機といえた後半7分。中央左寄りでボールを受けた岡崎はドリブルでフリーになるもシュートは打たず、後方から来たDFに潰されてしまう。
【次ページ】「どうやって点取るか画策してます」