今季初のリーグ戦フル出場を果たした酒井高徳【写真:Getty Images】
ハンブルガーSVを率いるブルーノ・ラッバディア監督が、現地時間7日に行われたダルムシュタット戦でフル出場を果たしたDF酒井高徳を称賛した。8日に地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』が報じている。
今夏の移籍市場でシュトゥットガルトからHSVに移籍した酒井は、今季公式戦3試合に出場している。8月9日に行われたドイツ杯1回戦のカールツァイス・イエナ戦ではフル出場を果たしたが、リーグ戦ではダルムシュタットとの試合が今季初のフル出場となった。
それまで先発出場を続けていたデニス・ディークマイアーは負傷により欠場している。代役として酒井に先発出場の機会が回ってきたが、途中交代することもなく試合終了までピッチに立った。
ラッバディア監督は酒井について「彼は良い仕事をやってくれたよ。我々に良い影響を与えてくれたね」と答え、酒井のパフォーマンスを称賛している。
酒井は今月行われる日本代表メンバーから外れている。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、酒井の招集外について「まずは自分のクラブで席を確保さなければならない。定期的にプレーしていないことが、(招集外となった)大きな原因だ」と説明している。
ディークマイアーは負傷により数週間離脱すると見られており、酒井にとってはHSVでのレギュラー奪取、そして再び日本代表へ定着に向けたチャンスかもしれない。
【了】