長谷部誠【写真:Getty Images】
日本代表は9日、シンガポールでの初練習を行った。
スコアレスドローに持ち込まれたホームでのシンガポール戦は、キャプテンの心にも刻まれている。長谷部誠は「次の試合でしっかり勝たないと、気持ちが晴れない部分は間違いなくある」という。
アウェイとはいえ今回も「自分たちが主導権を握る時間は間違いなく多くなる」と長谷部は考える。1点取れれば大差で勝つ可能性もあるはずで、そのためにも「ゴールを取るという強い意識を持ってやらなければいけない」と長谷部は意気込んだ。
そうした意識や、ひとつひとつのプレーへのこだわりを追求することが世界へと繋がるはずだが、現在の舞台はまだアジア二次予選。相手の戦い方は世界レベルのチームのそれでは当然ない。
長谷部は「二次予選で世界基準を求めるのは難しい」と言う。自身がプレーするブンデスリーガの方が間違いなく世界レベルだ。とはいえ、実力に差があるアジアの国を相手にしても、世界に通用すると期待させてくれる何かを示してほしいものだ。
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