ダービーでゴールを決めた香川真司【写真:Getty Images】
日本代表MF香川真司は、現地時間8日に行われたシャルケとの“レヴィアダービー”で、ヘディングで先制点を決めた。
香川にとって7試合目となったダービーだが、初出場で2得点を決めて以来5年ぶりのゴールとなった。
シャルケ戦では通算3得点目を決めた香川だが、これまでのプロキャリアで最も得点を奪っているチームはどこなのかはあまり知られていない。
意外なことに、香川の最大の“お得意様”は、J2の水戸ホーリーホックである。
セレッソ大阪時代、2008年のJ2で2得点、2009年のJ2ではホームでハットトリック、アウェイで2得点を記録している。自身最後の水戸戦には無得点で敗れてしまったが、香川自身最多となる7得点を決めている。
2番目に得点を決めているは、湘南ベルマーレ、コンサドーレ札幌、愛媛FCの4得点で、J2のクラブが続く。3番目に、ケルン、ハノーファーそして今回のシャルケなどの3得点となっている。マンチェスター・ユナイテッド時代にアジア人初となるプレミアリーグでのハットトリックを決めたノリッジも3位タイだ。
このデータの通り、水戸は香川が断トツでゴールを奪ってきた相手となっている。
反対に、香川が出場してゴールを決めたことのないブンデスリーガのクラブ(今季時点)は、ヘルタ・ベルリンとアウグスブルク、ダルムシュタットの3クラブのみ。
ちなみに、香川がこれまで最も多く対戦したクラブはバイエルン・ミュンヘンとアビスパ福岡の10回で、最も多くのアシストを決めているのも福岡である。その次に多く対戦しているのがシャルケの7回となっている。
香川が日本に復帰しない限り“お得意様”と対戦することはないが、逆にいえばデータ上は苦手とするクラブも少なく、どんな相手でも得点が取れているということになる。
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