結果を残せて良かったと語る香川真司【写真:Getty Images】
ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司は現地時間の8日、ブンデスリーガ第12節でシャルケと対戦し3-2で勝利をおさめた。この試合で同選手は10月28日に行われたドイツ杯2回戦のパーダーボルン戦以来、公式戦3試合ぶりにゴールを記録している。
チームは30分に香川のゴールで先制した。香川は「あまり記憶にないですが、しっかりミートして綺麗に決めようと集中していました」と得点シーンを振り返り「やはりダービーですし、試合前は特別な雰囲気があったので、しっかりと結果を残せて良かったし、嬉しかったです」とダービーを制したことを喜んだ。
だが、試合は点の取り合いとなり、71分にはクラース=ヤン・フンテラールに得点を決められ1点差まで詰め寄られている。この状況を振り返り「相手が自信を取り戻していったのですごく苦しかったですし、一つのミスで流れが変わる状況だったので、すごく緊張感がありました」と、相手の勢いに飲み込まれる危険性があったことを明かした。
しかし、一方で「うまく試合を動かしたと思いますし、2失点目以降は相手にそれほどチャンスがなかったと思います。ロングボールやセットプレーは怖かったが、それ以外を除けばうまく守れていたと思います。こういう緊張感のあるゲームはなかなか経験できないので、勝ち切れて良かったです」と語り、チーム全体がしっかりと守備をできていたことに満足感を示した。
先制点は香川にとって今季公式戦7得点目となるゴールで、昨季の記録である通算6得点を超えている。首位のバイエルン・ミュンヘンが好調であるため、勝ち点5差の状況は縮まっていないが、チームは公式戦7連勝と波に乗っており、バイエルンに大きなプレッシャーを与えていることだろう。
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