柏木陽介【写真:Getty Images】
日本代表は8日、W杯アジア二次予選の2連戦に向けた合宿をスタートさせた。
メンバー発表会見の場で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は柏木陽介を絶賛した。「後方からの組み立て、運動量、ゲームビジョン、パスに優れ、しかも左利き。中盤に左利きがいるのは面白い」と評価し、「彼にはものすごく期待している」と期待を口にした。
そんな指揮官の言葉に柏木は「正直、プレッシャーかかります」と笑った。それでも「ありがたいことですし、楽しんでやっていけたらなと思っています」と続けた。
自身にとってW杯は「最後」のチャンスと捉えている。だからこそ「前回の合宿からホントに全力を出してやって、ここにまず残ることを重視してやった」という。そうした姿勢が評価され、今回はハリルホジッチ監督の特大の期待と共に選出された。
柏木はザックジャパンの一員として2011年のアジアカップ優勝を果たしている。当時と今を比べて日の丸を背負うことへの意識は違いがあるという。
「今のサッカーに対する気持ちの方があの時よりは強いというか。今は楽しみを持ってやってるし、やっぱワールドカップというピッチに立ちたいという気持ちでやっている」
新たな気持ちで日本代表として戦う柏木。指揮官が絶賛するその左足で結果を残したいところだ。
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