昌子源【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ2ndステージ第16節が7日に行われ、鹿島アントラーズは横浜F・マリノスに2-0で勝利した。
相手にチャンスらしいチャンスを与えず、要所で得点を重ねた鹿島。その高いパフォーマンスはヤマザキナビスコ杯を制した時の勢いを感じさせたが、気持ちの面ではあの戴冠は過去のものとなっている。
「オフを挟んで集合した時に、ナビスコ優勝の余韻に浸っている人は誰もいなかった」
そう話すのはディフェンスリーダーの昌子源。この日もファン・ソッコとともに最終ラインに鍵をかけ、完封勝利に貢献した。
「チームもそうですけど、僕とソッコのところもナビスコのプレーを最低限にしないといけない。あの試合以上のものを出そうと。コミュニケーションが90分切れることなくできた」
勝利に貢献したものの、前半途中には右足を痛めて一時ピッチの外に出ている。可能性は少ないとはいえステージ制覇の望みも失われていない。そして最終節はホームのカシマスタジアムで行われる。奇跡を起こすには昌子の存在も欠かせないだけに状態が心配される。
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