メディ・ベナティア【写真:Getty Images】
序盤戦の不調を克服し、徐々に本来の調子を取り戻し始めたユベントスは守備の更なる強化を目論んでいる。
伊『トゥットスポルト』は、バイエルン・ミュンヘンで出場機会を失っているモロッコ代表DFメディ・ベナティアがユベントスの獲得候補に挙がっていると報じた。
セリエAでの経験が豊富なベナティアだが、今季はジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を失ってわずか全公式戦中4試合の出場にとどまっている。そこに目をつけたユベントスが移籍金2600万ユーロ(約34億円)ほどでの引き抜きを狙っているようだ。
一方で古巣のローマも移籍先の選択肢に挙げられている。それについてベナティア本人は「ローマは僕にとって重要な場所。移籍市場ではしばしば(復帰を)話してきた。だが、今はその時ではない」と語り、古巣帰還を否定した。
そして「フットボール選手としてのキャリアは短い。これは僕がいつも言っていることで、目標はタイトルを勝ち取ることだ。それが僕がバイエルンに来た理由でもある」と、ドイツ王者の厳しい環境に身を置く自身の考え方を説明している。
仮にユベントスがベナティアを獲得することになれば、400万ユーロ(約5億2000万円)とも言われる年俸も考慮しなければならない。それでも引き抜きに成功すれば大きな戦力アップには違いないだろう。
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