4年連続ACL出場権獲得。来季Jリーグ勢に立ちはだかる高萩

　高萩が韓国に来て、目標の一つに掲げていたACLの出場権。FCソウルの印象を問われた現地記者とのやりとりにも「来てからこういう結果が出るとはなかなか、想像できなかったけど、それをつかみとれたのはすごく嬉しく思う。

　優勝して来年のACLの出場権を獲得できたので、それも含めて来年もっと今年よりいい結果が出せるようにしたい」と自ら切り出し、日本（広島）、オーストラリア（ウエスタン・シドニー）に続くAFC3ヶ国目のクラブから挑むアジアの舞台に期待を寄せた。

　筆者に向けても「来年のACLに出られるのは大きい、僕にとってもチームにとっても大きい。ACL出場権を獲得できたので、あと2試合しっかり戦って、来年に向けてさらにチームとして熟成できるように」と安堵を見せた。

　このリラックス感はリーグでの残り2試合にも良い影響を与えるだろう。プレッシャーから解放されたチームメイトを走らせ決定機を創る、高萩のアイデアあふれる“度肝を抜く想定外な選択”は広島時代に幾度も筆者は見せつけられた。

　高萩洋次郎の韓国FAカップ優勝とMVPのダブルタイトル。アジアを席巻する日本人司令塔の躍動は誇りと共に、来季のACL奪還を狙うJリーグ勢にとってもやっかいなゲームメーカーを相手にすることとなる。

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