フランス国内では擁護派も…前科ありで懐疑の声
この日の夕方、ベンゼマはいったん釈放されてマドリードへと帰った。しかし無罪放免というわけではなく、次の聴聞まで、身柄はまだ監視下に置かれている状況だ。バルブエナとの接触も禁じられている。
しかし同日、バルブエナは自分のフェイスブックのプロフィール写真をベンゼマとのツーショットのものに更新した。
その写真の中でベンゼマはバルブエナの肩に手を回し、あたかもバルブエナを励まし、守っているように見える。10月の代表合宿でベンゼマが何を言ったかを知っている張本人であるバルブエナのこの行動からは、ベンゼマを擁護しているとも受け取れる。
周りの声やネット上のファンの書き込みでは「すでに大金持ちのサッカー選手がゆすりなんてするか? カリムははめられたんだ」という意見が多数を占めているが、こういうときに不利なのが「前科」というやつで、以前、未成年のコールガールと関係を持った疑いで警察沙汰を起こしたことを持ち出して、「でも前にも事件を起こしている。彼ならやりかねない…」という声も聞こえてくる。
さらには、いまフランスで問題となっているコカイン密輸の一大スキャンダル、その名も『Air Cocaine』の首謀者もベンゼマと関係がある、などという話も沸いてきた。