問題を起こしたトルコ1部のトラブゾンスポル【写真:Getty Images】
トルコ1部トラブゾンスポルのイブラヒム・ハチュオスマノグル会長が10月28日のガズィアンテプスポル戦後に審判団をドレッシングルームに閉じ込めた問題で、トルコサッカー連盟が同会長に280日の活動停止処分を言い渡した。4日に英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
ガズィアンテプスポル戦は2-2の引き分けに終わっているが、この試合の中でガズィアンテプスポルはペナルティエリア内で誰が見ても明らかなハンドを数回繰り返していた。それにも拘らず笛を吹かなかった主審に対してハチュオスマノグル会長が激怒し、試合後に審判団を4時間ドレッシングルームに閉じこめる事態となっている。
同紙によると、この問題を重く見たトルコサッカー連盟がハチュオスマノグル会長に対して280日の活動停止処分と3万4250万ポンド(約640万円)の罰金を科したとのこと。
トルコではサポーター同士による暴動が頻繁に起きており問題となっている。ただ、今回は不満を持ったファンがスタジアムに留まるなどして抗議するだけに終わり、大きな問題には発展しなかった。しかしながら、クラブの会長だけは怒りを抑えきれなかったようだ。
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