2.スコティッシュ・プレミアリーグの仕組み
現王者はリーグ4連覇中のセルティック【写真:Getty Images】
ダンディー・ユナイテッドが所属するスコティッシュ・プレミアリーグは、その他の欧州主要リーグとは少し異なるシステムを採用している。
リーグは全12チームが所属しており、まずは3回戦の総当たりで33試合を戦う。その後、上位6チームをチャンピオンシップ・グループ、下位6チームをリレゲーション・グループの2つに分け、それぞれ1回ずつの総当たりを再び行う。
計38試合の勝ち点で優勝と2部降格(最下位)チームを決定する。リーグ優勝するとチャンピオンズリーグ予選2回戦から出場可能となる。ヨーロッパリーグには、カップ戦優勝チームが予選2回戦から、リーグ2位と3位チームは1回戦から参加できる。
今季で115シーズン目を迎える同リーグだが、最多優勝はレンジャーズで断トツの54回。2012年に財政破綻により4部へ降格処分を受けてしまうが、現在は順調に昇格を繰り返し、今季は2部を戦っている。
そのライバルとなる中村俊輔や水野晃樹も所属したセルティックは46回で、現在は4連覇中だ。
最後にこの2チーム以外が優勝したのは1984/85シーズンのアバディーンで、優勝回数3位はそのアバディーンとハイバーニアンの4回となっている。
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