モナコが興味を示すモウリーニョ監督【写真:Getty Images】
リーグ1のモナコが、解任が噂されているチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督の招聘に動いたものの、オーナーを務めるロマン・アブラモビッチ氏に拒否されたようだ。3日に英紙『デイリー・メール』が報じている。
同紙によると、モナコの株主の一人であるアレッサンドロ・プロト氏とアブラモビッチ氏が会談した際にモウリーニョ監督を招聘するため3500万ポンド(約66億円)のオファーを提示したが拒否されたとのこと。
昨季はチームをプレミアリーグ優勝に導き、今夏には2019年まで契約を延長していたモウリーニョ監督だが、今季は3勝2分6敗の15位と低迷しており、解任の噂が高まっている。
後任候補としてオランダ代表やロシア代表などを率いたフース・ヒディンク氏やミランやレアル・マドリーなどで指揮を執ったカルロ・アンチェロッティ氏、さらにはバイエルン・ミュンヘンを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督やアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督の名前が挙がっている。
モウリーニョ監督は2004/2005シーズンから2007/2008シーズンの途中までチェルシーを率いていた。初年度はリーグ優勝とリーグ杯優勝を成し遂げ二冠を達成。次のシーズンもコミュニティーシールドを制し、プレミアリーグでも連覇を果たした。
就任3年目もリーグ杯とFA杯で優勝したが、経営陣との確執やクラブオーナーとの対立などもあり、4年目に差し掛かった2007年9月に退任している。今季はスタートダッシュに失敗し低迷が続いているが、この時をチャンスと見てモナコがモウリーニョ監督の招聘に動いていたのかもしれない。
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