川島永嗣【写真:Getty Images】
昨季限りでスタンダール・リエージュを退団以降フリーになっていた日本代表GK川島永嗣の新天地がようやく決定した。英『BBC』は3日、スコットランド1部のダンディー・ユナイテッド入団で合意に至ったと報じている。
チームを率いるミシュ・パーテライネン監督は「彼は多くの試合でプレーしてきたプロフェッショナルだ。日本代表で70試合以上に出場している。メジャーな大会も経験しているね。彼の経験で我々の若いGKたちを助けてくれるならば、永嗣の加入は素晴らしいこと」と、川島の豊富な経験を高く評価している。
イギリスの労働許可証を取得できるまで正式な契約にはサインできないが、川島とダンディー・ユナイテッドは全ての条件面で合意している。
チームは現在リーグ最下位に沈んでいる。昨季の正守護神だったラドスラフ・チェルジアクはポーランドのヴィスワ・クラクフへ移籍しており、今季は21歳のドイツ人GKルイス・ズウィックがゴールマウスを守っている。控えも22歳と若く、川島の経験がもたらすものは大きい。また、同じアジア人としてオーストラリア代表のDFライアン・マクゴワンとFWアダム・タガートも在籍している。
もちろんパーテライネン監督は川島にもポジションが約束されているわけではないとしているが、日本代表復帰のためにもスコットランドの地でレギュラーを獲得したいところだ。
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