PSGの守護神ケビン【写真:Getty Images】
リーグ屈指の最強攻撃陣を揃えるレアル・マドリーとリーグ1で最少失点を誇るパリ・サンジェルマン(PSG)が、現地時間3日にチャンピオンズリーグ(CL)で激突する。お互いに勝ち点7で並び、グループ首位にマドリー、2位にPSGの順番で並んでいるが、マドリーのホームで行われるこの一戦の結果により順位がひっくり返る可能性もある。
マドリーには今季公式戦13試合で13得点を決めているクリスティアーノ・ロナウドや、公式戦8試合で7得点のカリム・ベンゼマ、ウェールズ代表ガレス・ベイル、そしてハメス・ロドリゲスといった強力な攻撃陣を揃えておりPSGにとっては難敵だ。
ただ、ベンゼマとベイルに関しては負傷により欠場すると見られている。代役にはヘセ・ロドリゲスとイスコが3トップに起用される可能性が高いが、いずれにしても厄介な相手となるだろう。
対するPSGはズラタン・イブラヒモビッチとエディンソン・カバーニ、そしてサンチャゴ・ベルナベウへの帰還となるアンヘル・ディ・マリアといった攻撃陣を前線に揃えている。だが、マドリーに比べれば多少見劣りするかもしれない。そこで注目すべきは、リーグ最少失点を誇るGKケビン・トラップだ。
リーグ1第12節が終了した時点で6失点と少なく、無失点試合を7試合も成し遂げている。CLも合わせれば今季10試合で無失点試合を演じており、10月21日に行われたマドリーとPSGの直接対決でも0-0のドローに終わっていた。
今夏にフランクフルトからPSGに加入し、すぐにレギュラーに定着。ゴールキーパー大国のドイツ出身だけあって、素晴らしいポテンシャルを発揮している。最強攻撃陣を揃えるマドリーと言えども、守護神トラップの壁を乗り越えるのはそう簡単なことではないかもしれない。
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