同性愛者に対する差別発言をしたとされるタベッキオ会長【写真:Getty Images】
イタリアサッカー連盟(FIGC)のカルロ・タベッキオ会長が、同性愛者に対する差別発言をしたとして再び問題となった。2日に伊メディア『コリエレ・デラセーラ』が報じている。
タベッキオ会長は昨年、会長選の演説の中でイタリアの外国人選手の多さについて発言した際、アフリカ出身の選手に対して「この間までバナナを食べていたような人間が、ラツィオのメンバーになっている」と人種差別とも取れる発言していた。
しかし、何事もなかったかのように当選し会長に就任している。その後、この問題発言を理由にUEFA(欧州サッカー連盟)から6カ月の活動停止処分を科されていた。
そして今回は、同性愛者に対する差別発言をしたようだ。同メディアによると、元FIGCの人物について『Soccerlife』のインタビューに答えたタベッキオ会長が「私から同性愛者は遠ざけるように。私は正常だからね」と語り、再び差別発言をしている。
当初は「操作された可能性がある」とコメントし、失言したことを否定していた。しかし、その後「録音を聞く限り、私の言葉であることは明確である」と、自らの発言を認めた。事実であれば、再び重い処分を受ける可能性もありそうだ。
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