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「エキサイティングでスリリング!」。J2水戸入り濃厚“ベトナムのメッシ”が語るJリーグ

text by FOOTBALL CHANNEL ASIA photo by J League

「エキサイティングでスリリング!」。J2水戸入り濃厚“ベトナムのメッシ”が語るJリーグ
“ベトナムのメッシ”として知られるグエン・コン・フオン【写真:J League】

 ベトナムサッカーリーグ(Vリーグ)所属のホアンライン・ザライ(HAGL)のFWグエン・コン・フオンが、日本についての印象を語った。“ベトナムのメッシ”として知られるコン・フオンは10月30日に来日。ヤマザキナビスコカップ決勝と、グエンの獲得に興味を示している水戸ホーリーホックの試合を観戦した。

「感動したよ。街は綺麗だし、人々はとてもフレンドリーで、規則正しく、行儀もいい。Jリーグの雰囲気はスリリングだ。サポーターは試合中ずっと歌っていて、試合が終わるまでそれを止めない。試合が終わると、選手たちはまずサポーターへ挨拶に行き、それからロッカールームに向かっていく。プロフェッショナルさと情熱に溢れているね」

「日本のクラブは組織化されていて、アジア一は言いすぎかもしれないけど、東アジアで最高にエキサイティングなフットボールをしている。フィジカル面では、日本人とベトナム人の間に差はない。日本ではショートパスと速いテンポでプレーすることが好まれているけど、簡単そうに見えて実はそうではない。彼らのゲームプランは繊細で、よく練られている」

「レ・コン・ビンは、早く日本に馴染むためのアドバイスを僕にくれたよ」と明かしたコン・フオンは、将来の移籍に対する自信を覗かせた。

「世界でも最高の場所のひとつである日本にいれば、物事はきっとうまくいくだろう。こんな機会を貰えるなんて、僕はラッキーさ。だからプレッシャーは感じていないよ。幸運なプレーヤーとして、僕は試合に出て自分が出来ることをしてチームに貢献したい」

 コン・フオンはHAGLのチームメイトであるグエン・トゥアン・アイン、ルオン・スアン・トロン、そしてグエン・ヴァン・トアンに日本で一緒にプレーしないかと声を掛けているという。

「彼らはJリーグでプレーするのに十分な実力を持っていると思う。技術があるし、Jリーグのようにプロフェッショナルな環境に素早く適応するための気概も持っている。彼らはHAGLの下部組織の最高傑作さ」とコン・フオンは語る。

 ベトナムU-19代表でキャプテンを務めたコン・フオンは現在20歳。2014年にトップチーム昇格を果たし、1年余りをHAGLのトップチームで過ごした。2013シーズン後半にコンサドーレ札幌に加入し、ファンの人気を集めた“ベトナムの英雄”レ・コン・ビン以来、Jリーグ史上2人目のベトナム人プレーヤーとなることが期待されている。

【了】

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