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本田圭佑 9年前

本田、先発の確率は「30%」。さらなるライバル出現で強まる逆風

現地時間1日にセリエA第11節、ミランはアウェイでラツィオと対戦する。現地報道では日本代表FW本田圭佑はまたも先発落ちと予想されている。それに加え、負傷離脱していたエムバイエ・ニアンの復帰が近づいており、本田にとってはまたひとりライバルが増えることとなる。ラツィオは昨季の対戦でゴールを決めた相手ではあるが、本田への逆風は日に日に強まっている。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

本田はベンチ予想。負傷離脱していたニアンが復帰へ

本田、先発の確率は「30%」。さらなるライバル出現で強まる逆風
ラツィオ戦も先発落ちが予想される本田圭佑【写真:Getty Images】

 31日、イタリアの地元紙は1日のラツィオ戦では本田圭佑がベンチスタートとなり、右のウイングにはアレッシオ・チェルチが引き続き先発すると予想した。30日に本田の出場の可能性が高まったと報じていた『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、この日になって先発で起用されるパーセンテージを押し下げ「30%」としている。

 4-3-3のシステム、および右のチェルチと左のジャコモ・ボナベントゥーラは健在だ。両者は30日の全体練習から外れていたが、クラブは「プログラム通りの別メニュー調整」と説明している。単なるコンディショニングの調整であり、1日の出場には問題ないという見方が支配的だ。

 先発のチャンスが狭まる本田だが、途中交代でも序列を脅かしかねないライバルがチーム内に出現している。ジェノアからレンタルバックされたエムバイエ・ニアンである。プレシーズンに右足第5中骨を骨折し長く戦線から離れていたが、今週から本格的に練習復帰。そして31日、ラツィオ戦のメンバーの中に名を連ねた。

 昨季ミランに所属していた時には、正直パッとしなかった。そのことを覚えていれば「これが本田のライバルだなんて」という気にもなるだろう。しかし彼はレンタル先のジェノアで生まれ変わった。ジャンピエロ・ガスペリーニ監督の薫陶を受け、調子の波を払拭。野性味あふれる突破で味方のゴールを演出するとともに、自らも14試合で5ゴールを奪った。

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