クアドラード(左)とポグバ(中央)が勝利の立役者に【写真:Getty Images】
【ユベントス 2-1 トリノ セリエA第11節】
セリエA第31節が31日に行われ、不調に苦しむ昨季王者ユベントスはトリノとのダービーマッチに臨んだ。
ディバラとモラタが前線で先発したものの、キエッリーニが出場停止で守備に一抹の不安を抱えるユベントス。一方でトップ下にエルナネスを起用したプランは早々に崩れた。
試合開始から10分も経たないうちにケディラが負傷し、クアドラードとの交代を強いられる。これにより攻撃の軸として期待されたエルナネスを一列下げざるをえなくなってしまった。
しかし、そんな苦境を頼れる10番が救う。19分、クアドラードからのパスを受けたポグバが右足を振り抜き、ドライブ回転のかかったボールをゴールネットに突き刺した。
ユベントスの1点リードで後半を迎えたが、早々と試合は振り出しに戻る。51分、ボボが自分の蹴ったFKのこぼれ球を強烈なシュートで叩き込み、名手ブッフォンの守るゴールを破った。
その後は互いにチャンスを作りながらも決めきれない展開が続く。トリノはグリクやヴィベス、ユベントスはディバラが決定機をものにできずこう着状態のまま時計の針は終盤へと進んでいく。
すると後半アディショナルタイムに入った93分、途中出場の2人が大仕事をやってのけた。左サイドを駆け上がったA・サンドロがグラウンダーの速いボールを送ると、ファーサイドでクアドラードが押し込み、ユベントスが土壇場で勝ち越しゴールを奪う。
そしてそのまま試合が終了。前節サッスオーロに敗れて合宿まで敢行した成果が出たのか、ユベントスが最後の最後で今後に向けて大きな勝ち点3をもぎ取った。
【得点者】
19分 1-0 ポグバ(ユベントス)
51分 1-1 ボボ(トリノ)
90+3分 2-1 クアドラード(ユベントス)
【了】