小笠原満男【写真:ダン・オロウィッツ】
ヤマザキナビスコカップ決勝が31日に行われ、鹿島アントラーズが3-0でガンバ大阪を破って3年ぶり6度目の優勝を果たした。
CKから2得点を演出し、90分間通して激しいファイトを見せた小笠原満男がMVPを受賞した。鹿島の主将は「選手、スタッフ、サポーターも含めて全員がMVPだと思う」と振り返った。
36歳と大ベテランの域に入っているが、「この年齢になって見えてくるものもある」と、まだまだ老け込むつもりは全くない。
鹿島は小笠原、本山雅志、曽ヶ端準、G大阪は遠藤保仁が黄金世代。日本サッカー史上稀に見るほど多くのタレントがこの世代に集中している。常にスポットライトを浴びてきたと思われがちだが、「僕らは悔しい思いもいっぱいしてきた」と小笠原は言う。いい時も悪い時も切磋琢磨し、36歳になっても第一線で走り続けている。
だからこそ、「まだまだみんなで頑張りたい。ヤットも本山もそうだし(小野)伸二とかイナ(稲本潤一)とかもいるけど、活躍して刺激し合っていけるような関係でいたい」と、これからも仲間として、ライバルとして進化していく意欲を示した。
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