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香川真司 9年前

過密日程続くドルトムント。中2日で迎えるブレーメン戦、香川先発の可能性を読む

text by 本田千尋 photo by Getty Images

代表ウィーク明け4連続先発。香川の疲労蓄積に不安も

 パーダーボルン戦に召集されなかったロイスについて、『キッカー』誌の情報によれば、軽い筋肉系の問題を抱えているとのことである。トレーニングでは、ホフマン、ベンダー、ピシュチェクと4人で2対2のサッカーテニスに興じた後で、1人で個別のメニューをこなしていった。大きな問題を抱えているわけではないようである。

 しかしカストロがパーダーボルン戦で2G2Aと目覚しい活躍を見せたことを考えると、ロイスはベンチで再びカストロの先発もあるのではないか。

 香川が、ブレーメン戦で先発となるかどうかは、難しいところだ。パーダーボルン戦では、63分にヤヌザイと代わって退いた。ロイスのような怪我の問題はないが、代表ウィークが明けて4試合連続で先発している状況を考えると、疲労の蓄積を無視することはできない。

 香川が「またちょっと時間がある」と言うように、リカバリーのための時間がないわけでもない。ブレーメン戦の次の試合は、11月5日のELガバラ戦である。ブレーメン戦を乗り切れば、ある程度まとまった時間を確保できる。

 無理ができない状況でもない。そう考えれば、香川の先発の可能性は五分五分といったところだろうか。なお、公開となった1時間の間で、グラウンドに香川の姿はなかった。

 トレーニングの途中では、パーダーボルン戦に出場したギンター、バイグル、ギンターらの一団が姿を見せ、グラウンドをゆっくりと走った。パーダーボルン戦ではベンチで90分間を過ごして、休暇のような形となったオーバメヤンの姿もある。途中でわざとダイブしておどけてみせるなど、好調を維持しているようだ。ブレーメン戦では、オーバメヤンは再び先発に戻るだろう。

【了】

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