チェルシーの元チームドクターであるエヴァ・カルネイロ女史が、クラブ側に退職強要されたとして訴えを起こす意向を示した。30日に英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
8月8日に行われたプレミアリーグ開幕戦で、GKティボー・クルトワが退場して10人になった後に、負傷したエデン・アザールの治療のため同選手をピッチの外に出した。これにより一時的に9人での戦いを強いられたため、ジョゼ・モウリーニョ監督の怒りを買い、カルネイロ女史はその後ベンチ入り禁止処分を科されるなど厳しい処分を受けている。
この騒動がきっかけでカルネイロ女史はチェルシーを離れることを決断した。同紙によると、両者の間で和解に至らない場合は法的文書が労働裁判所に持ち込まれると、チェルシー側に伝えられたとのこと。
労働審判は公共の場で行われるため、15位と低迷するチェルシーにとってはチームの成績だけでなく、クラブ外でも大きな問題を抱えることになるかもしれない。
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