ポンチ・プレッタのブラジル人MFフェルナンド・ボブ【写真:Getty Images】
J1の鹿島アントラーズが興味を示す新外国人選手は、どうやら母国に留まることを望んでいるのかもしれない。
ブラジルメディア『FUTEBOL INTERIOR』によれば、鹿島はポンチ・プレッタに所属するMFフェルナンド・ボブの獲得に関心を寄せているとされている。
しかし、今年限りで契約が満了となるF・ボブにはブラジル屈指の名門コリンチャンスも興味を示しており、本人もJリーグよりコリンチャンス移籍を望んでいると同メディアは伝えている。
27歳のF・ボブは、中盤で守備的な役割をこなす左利きのブラジル人選手。2007年にフルミネンセの下部組織からトップチームに昇格すると、ブラジル国内のクラブを転々と渡り歩いてきた。
これまでは無名の選手であったが、2013年7月にポンチ・プレッタへ移籍してからは評価を上げており、ブラジル屈指の名門が興味を示すにまで至っている。
鹿島はプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)のパソス・デ・フェレイラに所属するポルトガル人FWジョアン・シルバへの関心も伝えられるなど、新外国人選手の獲得に積極的な姿勢を見せている。
数字上は2ndステージ優勝とCS出場圏内の年間3位の可能性を残す鹿島だが、24日の湘南ベルマーレ戦に敗れたことで大きく遠のいている。ACLと並行して戦った1stステージは8位と出遅れてしまった。
ナビスコ杯では決勝に進出している鹿島だが、来季に向けて大きな改革を進めようとしているようだ。
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