レアル・マドリーはチケット管理システムを導入へ【写真:Getty Images】
クラブの品格を損なう恐れのある過激なサポーターを排除するため、レアル・マドリーが全てのアウェイゲームで厳格なチケット管理システムを導入する見込みであることがわかった。スペイン紙『アス』が報じている。
これは22日にパリで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦で試験的に導入され、近日中に本格的な運用が開始される。
今後マドリーのアウェイゲームのチケットを購入する際には詳細な個人情報の入力が求められ、チケット表面にもそれが印刷される。また入場時に個人情報入りのリストバンドが巻かれ、スタジアムへ入るためにはチケットとバンドの両方を提示しなければならなくなるという。
これらの厳格なチケット管理システム導入の裏には転売やウルトラスの入場を阻止する目的がある。今季のCLマルメ戦では、多くの過激なサポーターがチケットを闇市場で手に入れるか、未購入の状態でスウェーデンへ渡航し、現地の警察と衝突するトラブルを起こすなどの問題を起こしていた。
マドリーにとって長年悩みの種だった過激なウルトラスを、今回の新たな取り組みで完全に締め出せるだろうか。サポーターもあの手この手でシステムの穴を突こうと策をめぐらせているはずだ。
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